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足裏の感覚の回復に足つぼシートを使ってみた

 2019年5月26日

☆ 受傷半年後から現在まで使っている足つぼシートによる足裏感覚の変化です。

☆ 受傷時、足裏の感覚は全くわからない状態。

〜 狙い 〜

・足裏の感覚の回復

 

 

〜 使用による変化 〜

【2006年】

8月

・靴にシートを入れる。

・入っている事は感じられない。

10月

・足裏に汗をかき始める。

・モヤモヤっと何かを感じる。

12月

・靴を履いて車椅子に乗っていれば、分厚い靴下ですらビショビショになるほどの汗を足裏にかく。

・足の痺れなのか、シートの刺激による痛みなのか、何かよくわからない曖昧な感覚がする。

 

【2007年】

1月

・靴を脱ぐと足の裏が楽になるような気がする。

3月

・在宅トレーニングの右近式リハビリを教わりに行った小樽での立位訓練時に、もやっと接地感を感じる。

5月

・立位時に両足とも足跡の形で接地感を感じることに気がつく。

・立位時に足首を安定させるために使っているサポーター(足の甲と土踏まずから足首にかけて固定)の有無が解る。

・靴を履いていると足裏に鈍い痛みを感じ、ふくらはぎまで伝わって来ているのを感じる。

 

【2008年】
・昨年よりも足裏の感覚が鋭くなり、昨年の感じていた事全てがよりはっきりしてきた。

・足裏の鈍い痛みのような感覚は、昨年よりも感じやすいが苦痛ではない。

 

【2009年】

4月

・昨年の感じていた事全てが、更に鋭く感じてきたように感じる。

・足裏で体重のかかる部分が、状態(寝ている、座位、立位)によって違いをはっきり認識できる。

・長時間の外出時以外で車椅子に乗る時だけ使用。

 

【2012年】

10月

・褥瘡による入院より一時中断。

 

【2019年】

1月

・トレーニング時のみ使用を再開。



注)2007年2月より自宅で開始した、立位を含む在宅トレーニングによる相乗効果もあると考えています。



〜 感じている使用の効果 〜

・足先の冷えが無くなった。

・足裏に汗をかくようになった。

・接地感が回復した。

・体重のかかる位置が足裏の感覚でわかるようになった。

・足裏の感覚があるので、座位と立位のどちらでも地に足がついて不安に感じない。

〜 注意点している事 〜

・床ずれなどの怪我。

・指の変形や爪の怪我を防ぐ為、1.5センチ大きい靴とシートを使用。

 

 

〜 使い続けて思うこと 〜

足の裏は脳から遠い場所なので、例えば継続した強い刺激などがなければ、感覚の回復に時間がかかると思います。

その理由は、歩行訓練をしている胸椎や腰椎を損傷した方と話をして、自分の方が足裏の感覚が回復しているのではないだろうか?と思えることがあるからです。

このシートを使うまで足裏の感覚はわかりませんでした。

なのでシートによる効果だと思っていますが、使っていなかったパターンとの比較ができないので、確かめることができません。
ですが神経は、脳からの命令を送り続けることと、外部から刺激を受け続けることより、回復するパターンがあると経験上考えています。

それを前提とすると、このシートによる効果は少なからずあると考えています。

 

【 関連リンク 】

・足つぼシート 使い方 (Re Forward トレーニング道具ページ)

・足つぼシート 使い方(Ameba Blog記事)

・足つぼシート 効果(Ameba Blog記事)

足つぼシート.jpg

Re Forward は、頸髄4-6完全損傷Takaが、2007年から行っている機能回復トレーニング方法の情報サイトです。 

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